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民主党の小沢幹事長は東京都内で講演し、今の政治状況について、「政権
交代を果たした民主党が試行錯誤を繰り返しながら政権を担っていくしかない」
と述べ、民主党が政権公約を実現することで国民の期待に応えていきたいと
いう考えを強調しました。
この中で小沢幹事長は「長期の自民党を中心とした政権が時代の変化につい
ていけず、日本を著しく不公正なゆがめた社会にした。政権交代に伴って自民
党は崩壊し、政党の体をなしていない」と述べました。そのうえで小沢氏は「
当面は、民主党が試行錯誤を繰り返しながら政権を担っていくしかない。国民
がせっかく目覚めた民主主義への道への期待を、閉ざしたり裏切ったりしない
ように心がけていかなければならない」と述べ、民主党が政権公約を実現する
ことで国民の期待に応えていきたいという考えを強調しました。また、小沢氏
は、中国での政治の民主化を求める動きや北朝鮮問題などを踏まえ、「極東ア
ジアの状況は不安定さを増しており、いったんそうした状況が生まれると、イラ
ク、イラン、アフガニスタンの状況の比ではない」と述べ、こうした考えを、今月
会談したアメリカのキャンベル国務次官補に伝えたことを明らかにしました。と
ころで、小沢氏は１３日の講演の冒頭で、「若干体調を崩しているため、短めに
話します」と述べました。小沢氏に近い関係者によりますと、「少し疲れが出て
いるだけで、まったく心配はない」と話しています。NHKニュース
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