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総合人材サービス会社の旧グッドウィル・グループ（ＧＷＧ、現ラディアホールディングス）株を巡るインサイダー取引事件で、
金融商品取引法違反に問われたＧＷＧ子会社元会長・中尾勇被告（６９）に対し、
東京地裁は４日、懲役２年６月、罰金５００万円、追徴金１５億３１８０万円（求刑・懲役３年６月、罰金５００万円、追徴金１５億３１８０万円）の実刑判決を言い渡した。
深沢茂之裁判長は「証券会社から不正な取引ではないかと指摘されたのに無視し、得た利益も多額だ」と述べた。
判決によると、中尾被告は２００６年１０月、ＧＷＧが業界大手の人材派遣会社「クリスタル」を買収して子会社化することを決めたとの情報をＧＷＧ関係者から入手。
公表前の同年１１月にＧＷＧ株１万５０００株を約１０億８７００万円で買い付け、公表後に株が値上がりしてから売却、約４億４５００万円の利益を得た。
（2010年2月4日18時47分 読売新聞）
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