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小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題に民主党が揺れる中、通常国会が
１８日召集日を迎えた。政権交代後初めて予算を審議する国会で、
与野党が激突。小沢氏の側近３人が逮捕された事件に、今夏に改選を控えた
参院議員らは「個人の問題」と話す一方、多くは選挙を取り仕切る政界最大の
実力者に遠慮するかのように口を閉ざしたままだった。
１８日午前、国会内で開かれた民主党の参議院総会。出席した小川敏夫氏
＝東京＝は「まだまだ小沢さん個人の問題。いい話ではないが決定的では
ない」とした上で、「政府、与党が日本の困難な状況の活路を見いだすことが
本筋だ。まずは補正予算と本予算を通すことが必要だ」と強調した。
円より子氏＝比例＝は記者の問い掛けに「コメントできない」。
蓮舫氏＝東京＝も無言のまま会場を後にした。
総会では、自身も夏の選挙を控える輿石東参院議員会長＝山梨＝が
「７月には待ったなしにわたしたち自身の選挙がある」「民主党の真価が問われる。
この難局に一糸乱れずに結束していこう」と訴えた。
高嶋良充参議院幹事長＝比例＝は総会後、「小沢幹事長が『無罪』だと言って
いるのに、それを罪人扱いしてマスコミが報道してきたから国民がそう思っている
だけ」と、小沢氏を擁護した。
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