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日航再建に格安航空会社設立を検討
日本航空の経営再建計画を策定している企業再生支援機構が、関西空港や中部国際空港
などと国内外の観光地を結ぶ格安航空会社の設立を計画に盛り込んだことが13日、分かっ
た。アジアの観光地と結ぶ路線や、関西-札幌、沖縄両線などの展開を想定。コストを抑えて
運賃を安く設定し、採算性の低い路線をてこ入れする。2012年度までの運航開始を目指す。
支援機構は12年度までに日航の国際線14路線、国内線12路線の計26路線を廃止する
計画だが、縮小一辺倒に歯止めをかけ、今後の反転攻勢に備える。
現場重視とコスト削減のため東京・東品川にある本社を羽田空港近くへ移転することも検討。
日航傘下となる格安航空会社は、異業種も含めた他社との共同出資も視野に入れる。
日航傘下のジャルエクスプレス(東京)などの関西、中部両空港を発着し、国内外の観光地と
結ぶ一部路線を格安航空会社に移して、路線戦略を再構築する。低価格に特化した新たな
ブランドでの展開を検討している。
少ない人数で運営することで人件費を抑え、飲み物を有料にするなどサービスも効率化
する。国内線についてはエコノミークラスの1クラスだけとし、国際線は上級クラスも設ける
可能性がある。
一方、日航傘下で離島路線などを運航する日本トランスオーシャン航空(那覇市)、
琉球エアーコミューター(同)については将来的に地元自治体などに一部株式を売却し、
連結子会社から外すことも検討している。
コストを抑えて運賃を安く設定する格安航空会社は世界で広がり、日本への攻勢も強めて
おり、新興航空会社スカイマークなども運賃を抑えた国内線を展開している。(共同)
[2010年1月13日12時45分]
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