09/12/30 18:25:47 HFZm2MFM0
死刑の執行は、ここ数年、ペースが速まり、平成21年も7月までに7人が執行
されましたが、政権が交代した以降は事実上、停止しています。
22年は一般の市民が死刑かどうか判断することになる裁判員裁判も開かれ、
死刑制度をめぐる議論が高まることが予想されます。
死刑の執行は、死刑囚の増加などを背景に、ここ数年、速まる傾向にあり、
平成20年はこの10年間で最も多い15人が執行され、21年も7月までに
7人が執行されました。しかし、その後、政権が交代した以降は1人も執行
されていません。
千葉法務大臣をはじめ、死刑廃止の立場をとっていた複数の国会議員が閣僚に
就任したことが影響しているものとみられています。一方、21年に新たに死刑が
確定したのは、毒物カレー事件の林真須美死刑囚など17人で、全国の拘置所
にいる死刑囚は106人になっています。
首都大学東京法科大学院の前田雅英教授は「国民の80%が死刑制度を支持
しているなかで、執行が行われないと裁判や法制度に対する信頼が損なわれる。
仮に次の衆議院選挙まで執行が止まるようであれば問題だ」と指摘しています。
日弁連死刑執行停止実現委員会の小川原優之事務局長は「この機会に制度の
存廃について国民的な議論を進めるため、政府は死刑に関する情報をできるだけ
明らかにすることが必要だ」と話しています。22年は一般の市民が裁判員として
死刑かどうか判断することになる裁判も開かれ、死刑制度をめぐる議論が高まる
ことが予想されます。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)