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機内トイレに1時間 テロ未遂と同便また騒動 腹痛の客
【ニューヨーク】
米デトロイト着陸直前のノースウエスト航空機内で27日正午ごろ(日本時間28日未明)
トイレに長くこもったナイジェリア人乗客が引きずり出される騒ぎがあった。
テロリストかと疑われ、着陸後に米連邦捜査局(FBI)が身柄を拘束して取り調べた。
捜査の結果、この乗客は腹痛でトイレから出られなかっただけだったと判明したが
騒動はただちにオバマ大統領にも報告された。
着陸後の機体を警察や消防の車両が取り囲み、空港は一時緊迫した。
米航空当局の発表によると、拘束されたのはナイジェリア人の男性(36)。
石油開発の技術者で、オランダ・アムステルダム発の同航空253便に搭乗。
着陸時刻が近づいてもトイレに入ったきり、1時間以上出てこなかった。
不審に思った乗員がドア越しに説得したが、拒まれたため力ずくで引きずり出した。
男性は激しく抗議した。
その間、機長が「乗客のひとりがトイレから出ず、乗員に抵抗している」と地上へ通報。
着陸直後、機内に駆けつけたFBI係官と警官が男性を取り押さえた。
聴取に対し、男性は「おなかを壊して、トイレから出られなくなっただけ」と説明。
調べると、たしかに食中毒の症状が認められたという。
同機は空港の一角に駐機し、係官がすべての荷物を地上に並べ
爆発物や武器がないか警察犬が調べた。
25日のテロ未遂では、容疑者が着陸直前に20分間トイレにこもって爆破準備をしていた。
これを受けて米航空各社は、26日から「着陸前の1時間は離席を認めない」というルールを導入した。
この便は爆破未遂が起きたのと同じ253便で
男性は訴追された容疑者(23)と同じナイジェリア国籍だった。
着陸前にトイレにこもるという行動まで同じだった。
偶然に偶然が重なった末の騒ぎだったが、ハワイで家族と静養中のオバマ大統領は
「今後も飛行機や空港での警戒は緩めるべきでない」と指示した。
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