09/12/25 13:38:24 MkPBDO8Q0
「何でうちは個人献金が少ないんだ」
2002年9月の民主党代表選が行われた頃、鳩山首相は周囲にそんな不満を
漏らしたことがあった。党員以外の投票を認めるサポーター制が導入され、
草の根的な人気が求められた選挙で菅副総理と争った鳩山氏。薬害エイズ問題の
取り組みで知られた菅氏が多くの個人献金を集めていることに気づいたためだった。
実際、菅氏の資金管理団体には、01年に400人を超す個人献金が寄せられていた。
この発言が、勝場啓二元公設第1秘書(59)の重圧になったのだろうか。
この頃から、鳩山氏の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治資金収支報告書の
「寄付者」は増えていく。01年に100人を超え、03年には128人に達した。
勝場元秘書は36歳の頃、都内の大手ビル管理会社を辞め鳩山氏の秘書になった。
同社のビルに鳩山氏の父・威一郎元外相の事務所があり、選挙を手伝った縁があった。
以来、今年6月に解任されるまで20年以上にわたり、「金庫番」として鳩山氏を支えてきた。
新党さきがけや民主党が発足した際には党の経理部長も任されるなど、
鳩山氏から全幅の信頼を受けていた。元秘書を知る議員秘書らは「非常にまじめ」
「仕事に遺漏がない」と口をそろえる。「こんな飲み食いは経費で落とせないな」。
経理のプロらしい独り言を聞いた人もいる。
「寄付者」に仕立てられた人は、少なくとも90人を超える。知人の食事会で鳩山氏と
名刺交換した02年以降、毎年のように名前が使われた人。7年にわたって献金した
ことになっていた威一郎氏の元秘書。首相の恩師や同級生、勝場元秘書と賀状を
交換した人、既に亡くなっていた人もいた。
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