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自民党の谷垣総裁は記者会見で、民主党の来年度予算案の重点要望に
ついて、ガソリン税などの暫定税率や子ども手当など、さきの衆議院選挙
での政権公約＝マニフェストに反するとして、衆議院選挙を行って国民に
信を問うべきだという考えを示しました。
民主党は１６日、政府に対し、来年度予算案の重点要望としてガソリン税
などの暫定税率を現在の水準で維持し、原油価格の高騰時には暫定税率の
課税を停止するよう法的措置を講じることや、「子ども手当」に所得制限を設け
ることなどを求めました。
これについて谷垣総裁は、記者会見で「来年度予算案の編成作業は相当に
迷走していて、財源が約束どおり確保できず、マニフェストも守られていない。
予算案を編成するプロセスを政府に一元化したはずなのに、いつのまにか
民主党の小沢幹事長の『天の声』が出てきている」と述べました。そのうえで、
谷垣総裁は「ここまで政権公約と違うならば、国民にもう一回、信を問う覚悟が
必要な事態になっている。鳩山総理大臣に公約違反の明確な説明を求めて
いきたい」と述べ、民主党の重点要望は政権公約に反するとして、衆議院選挙を
行って国民に信を問うべきだという考えを示しました。
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