09/12/10 12:56:59 XNBnZN8W0
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって、政府内では、事態の進展が
みられないことで、在日アメリカ軍の再編計画全体にも影響を及ぼしかねないと
懸念する声が出ており、鳩山総理大臣としては政府の方針の取りまとめを急ぎ、
アメリカ側との調整に入りたい意向です。
普天間基地の移設問題をめぐっては、鳩山総理大臣が連立政権を重視する
姿勢を示していることから年内に移設先を決めるのは困難な見通しとなっています。
こうしたなか、アメリカ政府高官は来週デンマークで開かれる国連の会議、COP15の
首脳級会合にあわせて、日米首脳会談を行うことについて「連立政権の課題など
日本の国内事情について説明するのであれば大統領の時間の浪費だ」として難色を
示しました。
また、普天間基地の移設計画の経緯を検証する日米の作業部会も日本政府の方
針が決まるまで議論を休止することになりました。政府内では、アメリカ側が事態の
進展が見られないことで不快感を示していて、このままでは沖縄に駐留する海兵隊の
うちおよそ8000人のグアムへの移転など在日アメリカ軍の再編計画全体にも影響を
及ぼしかねないと懸念する声が出ています。
またグアムを訪れている北澤防衛大臣は記者団に対し、決着が遅れることの影響の
大きさを指摘しました。普天間基地の移設問題について、鳩山総理大臣は9日、
記者団に対し、「難しい局面だと認識しているが、解決策はある。最後は私が決める」
と述べました。鳩山総理大臣としては、この問題が日米間の信頼関係に影響を及ぼす
事態は避けたいとしており、インドネシア訪問から帰国したあと沖縄の負担軽減に
向けてアメリカとも協力できる政府としての方針の取りまとめを急ぎ、アメリカ側との
調整に入りたい意向です。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)