09/12/10 09:04:37 0
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって、政府内では、
事態の進展がみられないことで、在日アメリカ軍の再編計画全体にも
影響を及ぼしかねないと懸念する声が出ており、鳩山総理大臣としては
政府の方針の取りまとめを急ぎ、アメリカ側との調整に入りたい意向です。
普天間基地の移設問題をめぐっては、鳩山総理大臣が連立政権を
重視する姿勢を示していることから年内に移設先を決めるのは困難な
見通しとなっています。こうしたなか、アメリカ政府高官は来週デンマー
クで開かれる国連の会議、COP15の首脳級会合にあわせて、
日米首脳会談を行うことについて「連立政権の課題など日本の国内
事情について説明するのであれば大統領の時間の浪費だ」として
難色を示しました。また、
普天間基地の移設計画の経緯を検証する日米の作業部会も
日本政府の方針が決まるまで議論を休止することになりました。
政府内では、アメリカ側が事態の進展が見られないことで不快感を
示していて、このままでは沖縄に駐留する海兵隊のうちおよそ8000人
のグアムへの移転など在日アメリカ軍の再編計画全体にも影響を
及ぼしかねないと懸念する声が出ています。またグアムを訪れている
北澤防衛大臣は記者団に対し、決着が遅れることの影響の大きさを
指摘しました。普天間基地の移設問題について、鳩山総理大臣は
9日、記者団に対し、「難しい局面だと認識しているが、解決策はある。
最後は私が決める」と述べました。鳩山総理大臣としては、この問題が
日米間の信頼関係に影響を及ぼす事態は避けたいとしており、
インドネシア訪問から帰国したあと沖縄の負担軽減に向けてアメリカと
も協力できる政府としての方針の取りまとめを急ぎ、アメリカ側との
調整に入りたい意向です。NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)