09/12/10 04:01:29 ZmHAxSsJ0
数字だけを見れば大型の景気対策だが、額面通りの景気刺激効果を期待
していいのだろうか。
政府は8日、財政支出の「真水」で7兆円、融資枠などを含む事業規模で2
4兆円超の緊急経済対策を決めた。
厳しい雇用情勢とデフレで景気回復の足取りは弱い。来年前半にも腰折れ
する恐れもある。
ともかく政府と日銀が、景気対策と金融緩和で足並みをそろえたことは歓迎
できよう。
だが、対策の決定が国民新党の増額要求で遅れた揚げ句、上積みはわずか
だった。市場は政策決定の迷走に懸念を強めている。来年度予算を年内に
着実に編成し、市場を安心させねばならない。
対策は雇用、環境、景気、地方支援など6本柱で景気の下支えを目指す。
雇用では、休業手当を企業に支給して解雇を防ぐ雇用調整助成金の対
象拡大や、新卒者の就職支援などを盛り込んだ。
環境は、エコカーと省エネ家電に、新たに住宅を加えた「エコ消費3本柱」への
購入支援をテコに国内の需要不足の改善を狙う。
中小企業の資金繰りを助けるため、信用保証と緊急融資の枠も、計10兆円
積み増す。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)