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英社製ワクチン 慎重に輸入へ
イギリスの製薬会社が製造し、通常よりも高い頻度で重い副作用を起こす可能性が
あるとして、カナダ政府が使用中止を決めた新型インフルエンザのワクチンについて、
輸入契約を結んでいる厚生労働省は、特定の製造番号以外のワクチンには問題は
見られなかったとして慎重に輸入手続きを進めていく考えを示しました。
この新型インフルエンザワクチンをめぐっては、重い副作用を起こす可能性があるとして、
カナダ政府が一部の使用中止を決めたことを受けて、厚生労働省が先月30日からカ
ナダに職員を派遣して調査を進めていました。その結果、通常より高い頻度で呼吸困難
などの重い副作用が出たのはいずれも特定の製造番号のワクチンで、それ以外の
ワクチンには問題は見られなかったということです。
厚生労働省によりますと、問題の原因はわかっていないということで、引き続きカナダ
政府に情報の提供を求めていくということです。今後の輸入手続きについて長妻厚生
労働大臣は「専門家に調査結果を見てもらい、詳しく分析したうえで手続きを進めるのが
大原則だ」と述べて、慎重に進めていく考えを示しました。
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