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2009年度第2次補正予算案に盛り込む新たな経済対策を了承した
8日午前の基本政策閣僚委員会で、経済対策の財政規模の拡大を強く
求めてきた国民新党代表の亀井金融相に、民主党の菅国家戦略相が
怒りを爆発させる場面があった。
菅氏は、先週末の同委員会への亀井氏欠席によって経済対策の
閣議決定が8日にずれ込んだことを批判。そのうえで、日本郵政社長に
斎藤次郎・元大蔵事務次官を起用した件を蒸し返し、「事前に聞いて
なかった」と不満をあらわにした。
さらに、「(社民党が重視する)沖縄の(普天間飛行場移設)問題や、
(国民新党が望んだ)郵政株式凍結法など、それぞれの党の最重要
政策は尊重してきているはずだ」などと怒りをぶちまけたという。
連立維持を優先し、民主党は社民、国民新両党に配慮を重ねているのに、
対する両党は「連立」を盾に要求ばかり―。かつて「イラ菅」と呼ばれた
菅氏だけに、堪忍袋の緒が切れたようだ。
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