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鳩山由紀夫首相が米軍普天間飛行場移設問題の年内決着を
断念した背景には、来年の通常国会や参院選を見据え、連立相手の
社民党に配慮する小沢一郎民主党幹事長の意向があった。日米
関係より連立を優先し、基地問題を政局と絡めたことで、決着への
道筋は一層不透明となってきた。
「政策の話のつもりかもしれないが、政局になって困るのはあんたらだ」。
先月30日午後、参院本会議散会後の国会。社民党の又市征治
副党首は小沢氏に近い民主党の輿石東参院議員会長に対し、
普天間問題の結論を先送りさせなければ、連立政権からの離脱も
辞さないと迫った。
社民党の姿勢に危機感を抱いた輿石氏は「その通り。何であんなに
急ぐ必要があるのか」と、年内決着への流れをつくりつつあった
政府への不満を示し、小沢氏に直接電話するよう促した。
又市氏からの電話に、小沢氏は最初「内閣の話なんだから、
中で福島(瑞穂社民党党首)さんが頑張ればいい」と、政策課題から
は距離を置く姿勢を示した。しかし、又市氏が「これは連立の問題な
んだから、あんたがやらなきゃいかん」と調整を求めると、
小沢氏は「分かった、分かった」と応じたという。
同じころ、首相官邸で開かれた基本政策閣僚委員会では、
福島氏が「(名護市の)辺野古沿岸部に基地を造ることにはきっぱり
反対する」と表明。
国民新党の亀井静香代表も「3党連立で決めないと、社民党は
離脱するよ」と加勢した。平野博文官房長官は「3党を飛び越えて
決めることは絶対にありません」と約束せざるを得なかった。JIJI
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