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鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金問題で、
同会から、首相の関連政治団体「北海道友愛政経懇話会」(室蘭市)
への寄付が、実際よりも少なく両団体の政治資金収支報告書に
記載されていたことが、関係者の話でわかった。
圧縮額は年間1000万円以上とみられる。鳩山事務所は、北海道
に毎年約1億円を送金していたが、収支報告書にはその半額程度
しか記載されていない。東京地検特捜部も同様の事実を
把握しており、関係者から事情を聞いている。
収支報告書によると、北海道友愛政経懇話会の繰越金を除く
収入は2004~08年、年平均約6000万円だった。このうち、
友愛政経懇話会からの寄付として計上されていたのは、04~05年
が各5000万円。政治資金規正法の改正で、政治団体間の寄付が
年間5000万円以下に制限された06年以降は、4200万円から
3650万円に年々減少している。
ところが友愛政経懇話会の会計担当だった鳩山首相の元公設
第1秘書(59)は関係者に対し、「北海道友愛政経懇話会側の
担当者と打ち合わせた上で、年間1億円を送金していた」と証言。
元公設第1秘書と北海道友愛政経懇話会の担当者は、特捜部の
調べに対し、収支報告書には実際の送金額を圧縮して記載していた
ことを認めているという。YOL
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