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北朝鮮は、通貨の単位を100分の1に切り下げるデノミを実施したこと
について「社会主義の原則の下、市場の役割を弱める」と初めて説明し、
北朝鮮国内で市場原理に基づく取り引きを縮小させるねらいが
あることを明らかにしました。
これは、北朝鮮の朝鮮中央銀行の担当者が、4日、朝鮮総連=
在日本朝鮮人総連合会の機関紙「朝鮮新報」に対して
明らかにしたものです。
この中で、朝鮮中央銀行は、通貨ウォンの単位を100分の1に
切り下げるデノミを実施した背景について「経済において不均衡が
生じてきた」と述べました。これは、近年、北朝鮮政府による配給
システムが崩れて各地で日用品などの自由な売買が増えるなど、
貧富の格差が広がっていることを指したものです。
今回のデノミでは、1世帯10万ウォンまでしか新しい通貨への交換が
認められておらず、市場での売買などで稼いだ業者などは資産が
目減りするとみられていますが、中央銀行は「社会主義の原則を
しっかり固め、市場の役割を弱める」と説明し、貧富の格差を解消して
市場原理に基づく取り引きを縮小させるねらいがあることを明らかに
しました。
一方で、中央銀行は「1日か2日の混乱は予想していた」と述べ、
今回の突然のデノミによって経済に混乱が起きたことを認めました。
NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)