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子どもたちが伝統芸能を体験する事業など、文化関連の予算が
政府の行政刷新会議の事業仕分けで縮減すべきなどと結論づけら
れたことから、狂言師や音楽家らが4日、文部科学省を訪れて事業の
継続を強く要望しました。
要望したのは、日本芸能実演家団体協議会など5つの団体に
所属する狂言師や音楽家、それに落語家ら10人余りで、4日午前に
文部科学省を訪れ、非公開で協議を行いました。文部科学省が
要求した文化関連事業は、事業仕分けで、子どもたちが伝統文化を
体験する事業や芸術家の海外進出を支援する事業などについては
「今さら必要ない」とか「本来、地方自治体の仕事である」といった
意見が出され、予算要求の縮減などを求められました。要望では
「芸術活動の支援を一律に廃止、削減を行えば日本の文化芸術活動
の停滞を招くおそれがある」などとして事業の継続を強く求めています。
和泉流の狂言師で人間国宝の野村萬さんは「芸術文化は中長期的な
展望に立った支援が必要であることにまず心を砕いていただいて、
議論を進めてほしい」と話していました。また、落語家の三遊亭小遊三
さんは「これまでの文化庁の支援で海外に落語が広がり、離島の
子どもたちに落語を楽しんでもらう機会も増えました。芸もこうして
磨かれていくものなのです」と話していました。NHKニュース
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