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秋葉原事件被告、被害者へ「言い訳できること何もない」
2009年11月7日4時3分
東京・秋葉原で昨年6月、通行人ら18人が無差別に殺傷された
事件で殺人などの罪に問われた元派遣社員加藤智大(ともひろ)
被告(27)が、被害者に対し、弁護人を通じて謝罪の手紙を送って
いたことが6日、わかった。「被害を与えたことについて、言い訳
できることは何もありません」と謝罪。死刑を意識した記述もあった。
手紙は同日までに、都内に住む男性被害者の一人の自宅に郵送
された。B5の便箋(びんせん)6枚で、コピーではなく手書きだった。
加藤被告の両親からの手紙も同封されていた。
加藤被告は、被害者が人生を満喫していたところをすべて壊して
しまい、取り返しのつかないことをしたと反省する一方、事件の記憶
はほとんどないと記している。
被害者の苦痛を想像し反省した場面では、以下のような記述がある。
「(被害者の苦痛は)私の唯一の居場所であったネット掲示板で、私が
荒らし行為によって、存在を殺されてしまった時に感じたような、我を
忘れるような怒りがそれに近いのではないか」
死刑を意識する記述もある。「私の罪は万死に値するもので、当然
死刑になると考えています」「死刑は5分間の絞首だと聞いているが、
(中略)皆様から奪った命、人生、幸せの重さを感じながら刑を受けたい」
自分の母親に対する複雑な思いや、過去に原因不明の腹痛で気を
失った体調不良などにも言及。「責任と原因は別の話であって、
悪いのはすべて私です」「どうせ死刑だと開き直るのではなく、きちんと
すべてを説明しようと思っています」
手紙を受け取った男性は「この手紙を書いた人とあの事件はなかなか
結びつかないが、二度とこんな事件が起こらないことを願っていること
がわかり、一筋の光のように感じた」と話した。
加藤被告については現在、東京地裁で公判前整理手続きが進め
られている。(山田優)
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