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関門海峡で海上自衛隊の護衛艦とコンテナ船が衝突した事故で、船舶
の管制を行っていた海上保安庁の対応について、コンテナ船の船長は
「この段階で方向を変えるのは厳しいと思ったが、国の機関からの指示
と思い従った」と話していることがわかりました。
国の運輸安全委員会は、海上保安庁の対応が事故のきっかけになっ
た可能性があるとみて調べています。
この事故で、韓国籍のコンテナ船「カリナスター」は、海上保安庁の
海上交通センターの管制官から「前を航行する貨物船を左側から追い
越してください」と連絡を受けたあと、左に大きく針路を変えて対向して
きた護衛艦「くらま」に衝突したことがわかっています。これについて、
カリナスターの船長は、運輸安全委員会の調べに対し、「右側から追い
越すつもりで貨物船の右後方を走っていたところ、急に左側から追い越
すように言われた。この段階で方向を変えるのは厳しいと思ったが国の
機関からの指示と思い従った」と話していることがわかりました。また、
衝突時の状況について、船長は「向きが変わらないうちに貨物船に
接近してしまい、あわててかじを左に切った結果、事故になった」と話し
ているということです。運輸安全委員会では、事故の原因はコンテナ船
のかじの操作にもあるものの、海上保安庁の対応が事故のきっかけに
なった可能性があるとみて調べています。NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)