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嘉手納統合案、米と協議へ＝普天間移設で岡田外相
沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の移設問題で、岡田克也外相が近く在日米軍の
ライス司令官らと会談し、米軍嘉手納基地（同県嘉手納町など）に統合する案の可能性に
ついて協議することが２８日、分かった。外相は、１１月上旬の訪米の可能性も探っており
同１２日のオバマ米大統領来日に向けた環境整備を急ぎたい意向だ。
普天間問題について外相は、「県外移設は困難」として、日米両政府が合意したキャンプ・
シュワブ沿岸部（同県名護市）への移設計画に加え、嘉手納統合案も検討する意向を表明
している。ただ、嘉手納統合案は過去の日米協議の過程でも検討対象となったが、地元の
反対に加え、運用上の理由から米側が難色を示して見送られた経緯がある。
外相は２７日の記者会見で「緊急時に運用が難しくなるという主張が（米側に）あるが、
本当にそうなのか」と指摘している。外相は週内にも、ライス司令官のほか、米国防総省の
バサラ日本部長らと会い、嘉手納統合案に関するこれまでの日米協議の内容などについて
説明を受けたい考えだ。（2009/10/28-19:18）
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