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沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって、北澤防衛大臣
は、名護市のキャンプシュワブ沿岸へ移設するとした今の計画を容認
する考えを示したのに対し、岡田外務大臣は、嘉手納基地への統合の
可能性をアメリカ側と協議したい考えで、クリントン国務長官らと会談で
きないか日程を打診するなど、調整をしています。
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって、北澤防衛大臣
は、名護市のキャンプシュワブ沿岸へ移設するとした今の日米の計画
について、基地機能の一部を国外や県外に移すことが盛り込まれて
いるとしたうえで、「今の計画が衆議院選挙での政権公約をまったく
満たしていないと認識するのはまちがいだ」と述べ、名護市のキャンプ
シュワブ沿岸への移設を容認する考えを示しました。これに対し、
岡田外務大臣は、普天間基地について、沖縄県の嘉手納基地への
統合の可能性をアメリカ側と協議したい考えで、アメリカを訪問して、
クリントン国務長官らと会談できないか日程を打診するなど、調整を
しています。一方、社民党党首の福島消費者・少子化担当大臣は、
引き続き国外や県外への移設を求めるなど、普天間基地の移設問題
について、閣僚の間で、足並みの乱れが表面化しています。
これについて、鳩山総理大臣は「いろいろな角度から検証を始めた
ばかりで、私は必ずしも北澤大臣と同じようには思っていない」と述べる
など、さまざまな選択肢を検討しながら、みずから最終的な結論を導き
出したいとしていますが、政府内の足並みの乱れが表面化するなか、
問題の決着に向けては、難しい判断を迫られることになるという見方が
出ています。NHKニュース
URLリンク(www3.nhk.or.jp)