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沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐって岡田外務大臣が県外移設は
難しいという認識を示したことについて民主党内では、沖縄県連の国会議員などを
中心に反発も根強く、政府の最終的な方針決定に影響を与えるという見方も出て
います。
普天間基地の移設問題をめぐっては、岡田外務大臣が先週、県外移設は難しいとい
う認識を示し、沖縄の嘉手納基地への統合を1つの案として検討していることを明らか
にしました。これについて民主党内では、保守系の議員を中心に、「現実的な選択肢を
示した」と評価する意見があります。
その一方で、沖縄県連代表の喜納昌吉参議院議員らが「地元の民意を無視するものだ」
と反発を強め、27日にも、社民党の国会議員らとともに岡田大臣と会談して発言の真意
を確かめたいとしています。
また、民主党の政策提言「沖縄ビジョン」が、普天間基地の県外移設を求めるとしてい
ることを踏まえ、党内には「岡田大臣の発言は、党の方針に反する」という意見もあります。
鳩山総理大臣は、普天間基地の移設問題について「最後は私が決める。日米合意も
大事だが、いちばん尊重しなければならないのは沖縄県民の心だ。いろいろな選択肢の
中からしかるべきところで私が判断する」と述べており、社民党に加え、民主党内でも
県外移設を求める意見が根強いことは、政府の最終的な方針決定に影響を与えるという
見方も出ています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)