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4業務 落札率100% 八ッ場ダム 天下り先法人が受注
2009年10月17日 夕刊
八ッ場ダム(群馬県長野原町)の関連工事では一億円以上の工事、業務だけでなく、
落札額の低い工事や業務でも、談合を疑わせる高い落札率が目立つ。ダム計画に
反対している市民団体は天下りとの関連を指摘している。
入札に参加した業者のうち、国土交通省所管の七つの公益法人では、二〇〇四年十月
時点で国交省のOB計二十五人が役員を務めていた。この七法人が〇一年四月~〇六年
三月で落札した業務や工事は四十五件に上り、落札率は92~100%だった。うち四十三件
は95%以上だった。中でも、ある財団法人は「ダム湖周辺施設実施検討業務」(落札金額
四千万円)、「八ッ場ダム自然環境保全対策検討業務」(同三千九十万円)など四つの業務
を落札率100%で受注。
八ッ場あしたの会の渡辺洋子事務局長は「100%は不自然で、何をする業務かも判然と
しない。国交省は情報を公開すべきだ」と指摘する。
談合ではないが、八ッ場ダムの工事をめぐっては〇六年、用地調査業務で便宜を図った
見返りに、業者から無利子、無担保で約七百十万円を借りたとして、収賄罪で国交省の
八ッ場ダム工事事務所元用地第一課長が有罪判決を受けた。
<落札率> 国や地方自治体が発注する公共事業や業務、物品購入などの契約で、
予定価格に対する実際の落札額の比率。落札率が高いケースでは、参加業者による
談合の疑いが指摘される。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)