09/10/10 12:35:00 r8WHEotb0
利賀ダムに暗雲
利賀ダムを含む全国48ダム工事の一時凍結。県などからは、住民が完成を
切望しているとして、早期の解除を求める声が上がったが、今後、建設中止対象
となるダムが出てくる可能性もある。県関係者は、どんな次の手に出てくるか予想が
つかない民主党中心の新政権に戸惑い、「先行きがはっきりしない」と不安視している。
【波紋】 石井知事は、「周辺市町村長は全員賛成。住民も基本的に賛成だ」とし、
前原氏が建設中止を明言した八ツ場ダム(群馬県)や川辺川ダム(熊本県)など
一部住民の反対があるダムと状況が異なると強調。報道で凍結を知ったという
南砺市の田中幹夫市長は「今後もこんな感じでは、不安が増す」と新政権へ
不信感を募らせた。
連立与党の国民新党最高顧問で同ダム建設促進期成同盟会会長、綿貫民輔氏も
「一律にダムは良くないというのはおかしい」と“身内”を批判した。
【危機感】 利賀ダムは1993年着工。治水や工業用水確保が目的で、08年度に
完成予定だったが、財政事情や工事計画変更で22年度にずれ込んだ。総事業費も
当初の900億円から、1150億円に膨らみ、工事進捗(しんちょく)率は、08年度末
現在で26・6%(事業費ベース)にとどまっている。
庄川は全国有数の急流で、洪水被害が多く、04年の台風16号接近の際には、
流域の高岡市や射水市で約2500人に避難勧告が出された。このため、
地元住民からは、治水対策として早期のダム完成を求める声が強い。また、
現在整備中の工事用道路はダム完成後、国道471号のバイパスとなり、降雪や
降雨で通行止めとなった際の迂回(うかい)路となる予定で、山間地の道路整備が
進むという利点もある。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
一時凍結となった利賀ダム工事用道路の建設現場
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