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温暖化作業部会 最終日迎える
京都議定書に続く温暖化対策の新たな枠組みを話し合うため、タイで開かれている
国連の作業部会は9日に最終日を迎えますが、中国やインドなど発展途上国での
温暖化対策をめぐり、対策の強化を求める先進国と途上国との隔たりは埋まって
いません。
2週間近くにわたってタイのバンコクで開かれている国連の作業部会は、
9日、最終日を迎えます。今回の作業部会で、IEA=国際エネルギー機関は、
2007年の時点で中国が温室効果ガスの世界最大の排出国になったことを
明らかにしました。
先進国は、現在は削減義務を負っていない中国やインドなどで排出量が増え続けて
おり、温暖化対策の強化が欠かせないとして、太陽光など自然エネルギーの導入や
エネルギー効率の向上などを国際公約とするよう求めています。
しかし、途上国のグループは、8日の記者会見で、削減義務を課せられることに
つながると反発し、大量の温室効果ガスを排出してきた先進国が途上国への
資金援助や技術移転といった責任を果たすべきだという従来の主張を繰り返しました。
先進国は、中国やインドなど途上国への働きかけを続ける方針ですが、先進国と
途上国との隔たりは依然埋まっておらず、9日の最終日で双方が歩み寄る兆しは
見えていません。
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