09/10/05 23:50:01 0
ピョンヤンを訪れた中国の温家宝首相に対し、北朝鮮のキム・ヨンイル
首相が「朝鮮半島の核問題発生の責任はアメリカにある」と述べ、
北朝鮮としては、まずはアメリカとの直接協議を優先したいとの考えを
あらためて示したものとみられます。
北朝鮮の朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮のキム・ヨンイル首相は
4日、中国の温家宝首相との会談の中で「朝鮮半島の核問題発生の
責任はアメリカにある」と指摘したうえで、「2国間や多国間の対話を
通じて非核化を実現したい」と述べました。キム首相の発言は、北朝鮮
として、まずはアメリカとの直接協議を優先したいという考えをあらため
て示したものとみられ、キム・ジョンイル総書記が5日にも開催される
見通しの温首相との会談で、6か国協議復帰をめぐってどこまで
踏み込んだ言及をするのか注目されます。
一方、温家宝首相は4日夜、キム・ジョンイル総書記とともに、中国の
古典小説を題材にした歌劇を観覧し、出演者や観客の市民から盛んな
拍手を受けていました。また5日は、朝鮮戦争で犠牲になった中国人
兵士の墓地を参拝し、戦闘に参加して戦死した毛沢東主席の息子の像
に花輪をささげました。また、5日付けの北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙
「労働新聞」は、6ページの紙面の半分を割いて温家宝首相の訪朝を
大きく伝え、中朝両国は友好ムードを盛り上げています。NHKニュース
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