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週末の深夜、広島市中区の繁華街を改造車を連ねて乗り回す周回族。複数のチームが暴力団とつながりを持っていることが、周回族
のメンバーたち複数の関係者への取材で分かった。「面倒見」と呼ばれる組員や周辺者が「会費」と称してメンバーから現金を毎月、徴収
したり、野球賭博を強要したりするケースもあるという。周回族が暴力団の資金源になっている実態が浮かび上がった。
９月中旬の土曜日。深夜11時をすぎると、並木通り周辺に大音量で音楽をかけながら自慢の車で走り回る若者たちが集まり始めた。
しかし、最近まで目立っていた車のナンバーを同じ番号に統一する「チーム」は少ない。「警察の目が厳しくなっているからだ」。メンバーの
１人は声を潜めて話した。
今月９日には、周回族のチームの面倒見をしていた組員の男(20)が、賭博の参加名目でメンバーの大学生男子(19)ら５人から計３万円
を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂容疑などで広島県警捜査４課と広島東署に逮捕されたばかり。
あるチームのメンバーで20代男性によると、複数のチームには指定暴力団共政会系の組員や周辺者がついているという。「チーム同士の
もめごとなど、どうしようもないトラブルが出たときに頼るんよ」
その見返りとして、組員や周辺者は毎月、会費を徴収したり、年末年始に新巻きザケやかがみもちの購入をノルマをつけて要求したり
するという。「会費は１人月３千～５千円、新巻きザケは１本１万円以上がだいたいの相場」と複数の関係者が口をそろえる。
ソース（中国新聞） URLﾘﾝｸ(www.chugoku-np.co.jp)
写真＝繁華街の側道沿いに車を並べる周回族
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