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高速道の逆走 7000件 人身事故4割は高齢者 2009年9月21日 朝刊
高速道路会社六社と地方の公社三社の計九社が運営する全国の高速道路で確認された
車の逆走は、データがある二〇〇二年から〇八年までの七年間で計七千百四十六件に
上ることが二十日、共同通信のまとめで分かった。
警察庁によると、この間の逆走に伴う人身事故は二百十八件。死者五十七人、負傷者
三百五十人に達した。六十五歳以上の高齢者による運転は八十八件で人身事故の四割。
判断力の衰えや高速道路での運転に不慣れなことが背景にあるとみられる。
高速道路は三月以降、「休日割引制度」導入で利用者が増加。原則無料化を公約した
民主党政権の誕生で一層の増加が見込まれ、高齢ドライバーへの配慮を含め十分な
対策が求められそうだ。
また、同庁は〇七、〇八年の計五十件について逆走原因も分析。最も多いのが「道の
間違い」で十七件。次いで「運転者に認知症が疑われる」が十三件、通過した出口に戻る
ためUターンしたとみられる「故意」も五件あった。逆走の開始地点はインターチェンジや
ジャンクションが計三十四件だった。
西日本高速道路会社によると、逆走車の大半は正規の進行方向右端の追い越し車線を
走る特徴がある。
同社は「高速で走る車同士の衝突は惨事に直結する。逆走の根絶に向け、あらゆる
手だてを取る」と話している。
警察庁によると〇八年末の六十五歳以上の免許保有者は約千百八十三万人で、
前年同期より約七十五万人増加している。
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