【話題】国内的にはインディアン迫害と奴隷制と差別、対外的には侵略国家の「黒歴史」…「学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史」at LIVEPLUS
【話題】国内的にはインディアン迫害と奴隷制と差別、対外的には侵略国家の「黒歴史」…「学校では教えてくれない本当のアメリカの歴史」 - 暇つぶし2ch1:諸君、帰ってきたで?φ ★
09/09/20 11:41:35 0
 ■暗黒を一刀両断の裏面史

 アメリカは「脱ヨーロッパ運動の帰結」(ルイス・マムフォード)である。また、新発見のアメリカ大陸は「天下った天国」ともみられた。そのために、
実態をはるかに上回る理想郷と勘違いされてきた。日本人も含めて世界の人々はもとより、肝心のアメリカ人がそう勘違いしてきた。

 本書は、その勘違いを匡(ただ)す目的で書かれた。アメリカ史の実態は国内的にはインディアン迫害と奴隷制を機軸とする暗黒、対外的
には覇権国家としての没義道(もぎどう)な侵略という暗黒の歴史の連続だった。

 本書の意図は「陰謀史観」などではなく、極めて真摯(しんし)なのだが、かつてのソ連をはじめ、世界の国々の暗黒は対比されないことが
残念だ。例えば、合衆国憲法は奴隷所有者のジェイムズ・マディスンらが造った事実が前面に出され、この憲法の劇的な成果は語られない。
ニクソンを弾劾寸前まで追い詰め辞任させたのは、憲法に盛り込まれた司法制度の威力だった。ソ連の政権交代は、こうはいかなかったが、
その対比はない。

 長い人種差別と女性差別の果てにヒラリー・クリントンとバラク・オバマが熾烈(しれつ)な予備選を戦い、オバマが当選した。これは長い
人種・女性差別の償いだが、これまた憲法から派生した民主的な選挙法の威力で、こういう激しい明暗のコントラストがアメリカの強烈な
魅力の源泉なのだ。しかし、本書は、暗黒の部分だけを拡大してみせたもので、右の明暗が織りなすあやが残念ながら消されている。
(中略)
 一党独裁の社会主義下では「民衆」は存在せず、国家は経済的に破綻(はたん)した。著者は「民衆」による監視と是正システムをこそ
提示すべきだった。ともあれ、ここまで大胆に一刀両断したアメリカ裏面史には希少価値を感じる。
(ハワード・ジン、R・ステフォフ編著、鳥見真生訳/あすなろ書房・各1575円)

 評・越智道雄(評論家)

ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)


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