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自転車ケータイ本格取り締まり 21日「秋の安全運動」スタート
死亡事故減へ夕方警戒も
年間の交通事故死者数を80人未満に抑える「アンダー80」に取り組む
県警は、19日からの大型連休中に始まる「秋の全国交通安全運動」
(21~30日)で、事故防止策を強化する。
運動初日から早速、7月の県道路交通規則の改正で禁じられた自転車
運転中の携帯電話使用の取り締まりを本格化するほか、死亡事故の3割
が起きている夕刻の警戒を強める予定で、県警は「事故抑止につなげ、
安心で快適な交通環境を実現したい」としている。
7月1日に施行された改正規則では、自転車で走りながら携帯電話を
手に持って通話したり、画像を注視したりした場合に5万円以下の罰金
を科すことにした。
県警は、県民に周知するまでの移行期間として施行後も摘発はせず、
8月末現在、約600件の指導・警告を発するにとどめていた。
しかし、今月4~7日、自転車を運転していた10~80歳代の550人を
対象に行った意識調査で、自転車乗車中の携帯電話使用が違反になる
ことについて85%が「知っている」と回答するなど、一定の浸透が図られ
たと判断。
違反によって通行人や車両に衝突の危険を生じさせたり、再三の警告を
無視して違反行為を続けたりした悪質なケースでは、21日から交通切符
(赤切符)を交付する。
また今年に入り、今月17日までの事故死者51人の3割にあたる15人が、
午後4~8時に起きた事故で死亡していることから、この時間帯の事故
抑止策を強化。5台以上の車を持つ事業所などへ各署員らが「出前講座」
に赴き、夕方の早めのライト点灯や、歩行時の反射材着用を呼びかける。
また、人や車の通行量が多い交差点などに立って、通勤客らの往来を見守る。
県警は21日に県庁前で行う出動式をはじめ、期間中、県内全域で150以上
の関連行事を実施し、行楽客らに交通安全をPRする。交通企画課は「正しい
交通マナーの実践を習慣づけてもらい、過去にない『秋の運動期間中の死者
ゼロ』を達成したい」と意気込んでいる。(2009年9月19日 読売新聞)
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