09/09/14 23:59:13 0
部数低迷が叫ばれ、その存在意義が問われども、テレビや大手新聞が"書けない"真実を暴く週刊誌ジャーナリズム─。毎週発売される
各週刊誌の中から、伝説の編集長・元木昌彦が選りすぐりのスクープ大賞を認定!!
●第13回(9月8日~9月14日発売号より)
(中略)
今週の第1位は、タイトルを読んだだけで吹き出す、見事な毒舌ぶりが冴えるビートたけしの連載。
大きな関心を集めた総選挙や押尾学事件があったため、週刊誌やワイドショーは盛り上がっているが、その最大の功労者は、酒井法子
夫妻の覚醒剤事件であることは間違いない。
しかし、二人とも拘留中で、新しい話が入ってこない今週は、各誌やや中だるみだが、そのなかで、切り口の面白さでは群を抜いている。
さすがたけし。
「不祥事を起こしたタレントはたいてい『ぜひ面倒見てほしい』ってオイラのとこに厄介になろうとするんだよ」と振っておいて、のりピーも押尾も、
たけし軍団に入れてくれと言い始めるんじゃないかと思うと、オチオチ夜も眠れないとぼやく。
「もうオイラも歳だし、いまさら厄介者を抱え込むつもりは毛頭ないんでさ。のりピーや押尾がオイラの所に来たいって言い出さないうちに
ヤツラにサンザンな芸名を命名しとこうかなってね。のりピーの場合は、『引越しのサカイ』の向こうを張って『夜逃げのサカイ』ってのはどうだい。
『どんなヤバい状況でも6日間は逃げおおせます』ってオチでさ。出囃子は『勉強しまっせ、夜逃げのサカイ!』で決まりだよ。
押尾は『お塩コーセー大臣』だな。『コーセー』っていったって、『厚生』じゃなくて『更正』の間違いだってね。得意な一発芸は、鼻から大量の
食塩を吸い込むってことでさ」
週刊誌には、どこかに毒がなければいけない。スキャンダルはもちろんのこと、私が流行らせた「ヘア・ヌード」というのも毒である。
この頃の週刊誌には毒がない。編集部が自主規制し、その上、法務部や顧問弁護士たちがチェックすることで、毒などまったくない無菌
状態の週刊誌ばかりができてしまっていないか。たけしの毒を、週刊誌の編集長や編集者たちは見習うべきである。
ソース(サイゾー) URLリンク(www.cyzo.com)