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民主党の鳩山由紀夫代表(62)は7日、党本部で幹部会を開き、小沢一郎代
表代行を次期幹事長に充て、社民、国民新両党に党首クラスの入閣を要請する
などの方針を表明し、了承された。ただ、予定されていた主要な閣僚人事の発
表はなかった。党内外のさまざまな声に左右されて発表を見送った。鳩山氏の
リーダーシップのなさが露呈した形だ。
鳩山氏は幹部会後に会見し、閣僚人事について「まだ、連立協議がまとまって
いない段階では申し上げることはできない」と、明らかにしなかった。党本部の役
員室前には人事案発表と思っていた報道陣が大勢詰めかけたが、鳩山氏の優
柔不断さに肩すかしをくらった状態となった。
鳩山氏は、すでに菅直人代表代行を国家戦略局担当相(副総理、党政調会長
兼務)、岡田克也幹事長を外相、平野博文役員室長を官房長官に起用する主
要閣僚人事案を固めている。社民、国民新両党から党首級の入閣や、財務相
に藤井裕久氏を検討。直嶋正行氏の経済閣僚での入閣も固まり、長妻昭氏の
入閣も有力だ。
鳩山氏は4日に、平野氏の官房長官内定報道に「連立協議が進められる中で
決まるはずもない」と、語ったが、5日には一転して岡田氏ら主要人事案につい
て表明した。この日の幹部会でも人事案提示を予定していたが行わなかった。
岡田氏はこの日、外務省幹部との打ち合わせさえ行っていたのだ。早くも鳩山
氏の整合性のとれない言動とリーダーシップの欠如が露呈してきた形だ。
ニッカンスポーツ
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