09/09/08 07:53:39 0
WHO=世界保健機関のフクダ事務局長補代理は、新型インフルエンザの感染
拡大がこのまま続けば、世界の人口のおよそ3分の1が感染する可能性もあると
いう見通しを明らにし、各国に警戒を呼びかけました。
WHOで新型インフルエンザ対策の最高責任者となっているフクダ事務局長補
代理は、ジュネーブの本部で7日、NHKの単独インタビューに応じました。この中
でフクダ事務局長補代理は、新型インフルエンザの今後の感染拡大の見通しに
ついて、正確な予測は難しいとしながらも、20世紀に起きたスペインかぜなど
パンデミック=世界的な大流行の経験を踏まえて「最初の1年間で世界全体の
およそ3分の1が感染する可能性もある」と述べました。そのうえで各国に対し、
これまでに明らかになった課題を検証し、必要であれば行動計画を見直すなど
第2波の感染拡大に備えるよう呼びかけました。さらに、フクダ事務局長補代理は
「医療体制がぜい弱な途上国でも備えが進むよう協力してほしい」と述べて、
途上国で感染がどの程度広がっているか把握できるよう各国が検査態勢の
充実など支援を強化するよう求めました。また、フクダ事務局長補代理は、感染が
広がっている日本の状況について「新たな感染の拡大が始まった可能性がある」
と分析し、重症患者を受け入れる集中治療室で十分な態勢が取れるよう医療
スタッフの訓練などが急務だと指摘しました。NHKニュース