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イスラエルのネタニヤフ首相は、アメリカやパレスチナ側の反対を押し切って、
凍結が求められているユダヤ人入植地での建設工事を新たに許可することを
明らかにし、中東和平交渉の再開の見通しはさらに険しくなりました。
イスラエルのネタニヤフ首相は、6日、占領地のヨルダン川西岸に点在する
ユダヤ人入植地で、新たに数百世帯分の建設工事を認める計画を、与党リクード
の幹部らに明らかにしました。中東和平交渉の再開に向け、イスラエルは入植
活動の一時凍結をアメリカと交渉中で、ネタニヤフ首相は、支持母体とする右派の
反発を抑えるため、駆け込み的に凍結前の新規建設を図ったものです。今回の
計画は、入植活動の凍結を求める国際社会の声に逆行するもので、アメリカの
ホワイトハウスも、先週、地元紙が建設を認める方針を事前に報道した時点で、
「和平に向けたイスラエル側の義務に反するものだ」と非難していましたが、
アメリカの反対の姿勢も無視された格好となりました。オバマ大統領は、今週中に
もイスラエルにミッチェル中東特使を派遣し、事態の打開を図ることにしています
が、入植活動の完全な凍結を和平交渉再開の条件とするパレスチナ暫定自治
政府のアッバス議長は「新規建設は受け入れられない」と強く反発しており、
和平交渉の再開の見通しはさらに険しくなりました。NHKニュース
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