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民主党の「小沢幹事長」起用が固まるまでの舞台裏を検証した。
「人事は鳩山代表がやってるようだが、何の打診もないんだ」
3日午前、東京・赤坂の個人事務所で、民主党の小沢代表代行は、親しい衆
院議員の訪問にも不機嫌さを隠さなかった。衆院選308議席大勝の功労は小
沢氏の手腕によるところが大きい。しかし、党内では小沢氏を要職に就けた
場合、「小沢支配」が強まる懸念も出ていた。鳩山代表は周囲に「小沢さんの
処遇をどうしたらいいか」と漏らしていた。
しびれを切らしたのが小沢支持派だ。輿石東参院議員会長は3日夕、鳩山氏
に電話で迫った。
「首相指名を受けてから人事を決めたのでは、議長人事も委員長人事も間に
合わない。小沢幹事長でなければ、参院としては、衆院にいっさい協力しない」
小沢氏は3日午後10時半過ぎ、鳩山氏と会うため党本部に現れた。表情は
険しく、記者団に目も向けず代表室に消えた。10分後、小沢氏の表情は
一変していた。幹事長就任を告げられたからだ。小沢氏は「食事をしていたもの
ですから、遅くなって悪かったね」と鳩山氏に声をかけ、部屋を出た。
人事構想はようやくスタートした。しかし、鳩山、小沢両氏の関係を不安視する
声は消えていない。YOL
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