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衆院選で民主党を圧勝に導いた小沢一郎代表代行の幹事長就任が決まった。
党内外では小沢氏の発言力が強まり「二重権力構造」になるとの指摘もくすぶる
が、東北選出の党国会議員からは“剛腕”発揮に期待する声が聞かれる。
「小沢氏の頭の中は選挙でいっぱい。幹事長はまさに適任だ」と受け止めるのは
安住淳氏(衆院宮城5区)。「産声を上げたばかりの民主党が長期政権になるため
には小沢氏の下支えが欠かせない」と強調する。
小沢氏は公設秘書が逮捕された西松建設巨額献金事件を受けて今年5月に
代表を辞任。選挙担当の代表代行として衆院選の陣頭指揮をした。2007年の
参院選も代表として民主党の勝利を実現。幹事長就任には、来年夏の参院選を
見据えて引き続きかじさばきを望む参院側の意向も働いた。
岡崎トミ子氏(参院宮城選挙区)は「小沢氏なくして衆院選の勝利は考えられな
かった。特に新人議員は小沢氏に心酔している」と大所帯化した党の引き締め
役としての役割を指摘する。
幹事長になれば記者会見など表舞台に立つ場面も増えるため、今後も代表代行
を続けるとの見方も強かったが「“裏支配”などと言われるよりは表に出た方が
いい」(安住氏)とイメージ一新を求める声もある。
平野達男氏(参院岩手選挙区)は「内閣がしっかりしてもらいたい。閣内不一致
などがなければ二重権力の批判も起きないはずだ」と強調する。
自民党の加藤紘一氏(衆院山形3区)は「小沢氏でないと308人をまとめ切れな
いのが民主党の実情だろう」と分析。「小沢氏は政策にも口を出す。二重権力構造
というより、小沢氏中心の“権力集中構造”になった」と皮肉った。河北新報
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