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前国会で成立した2700億円の最先端研究開発支援プログラムの支給先を
決める会議が4日、首相官邸であり、世界に先駆けてiPS細胞を作った京都大の
山中伸弥教授ら30人(30課題)が選ばれた。しかし、民主党の岡田克也幹事長
はこの日の記者会見で選考決定について「政権移行期に駆け込み的にやることに
は問題がある。政権がスタートすれば精査の対象にし、場合によっては凍結する
ことは当然ある」と述べ、政権発足後に選考過程を検証する考えを示した。
565人の応募を学界や企業の専門家らが60人に絞り込み、この日、座長の
麻生首相、野田科学技術担当相らを交えて30人を決めた。ノーベル賞受賞者の
田中耕一・島津製作所フェローや超伝導の研究で知られる細野秀雄・東京工業大
教授らも選ばれた。首相は「既得権益や、これまでのしがらみにとらわれない画期
的な選考ができたと思っている」と語った。(中略)このプログラムは、先の補正予
算で作られた計4兆4千億円の基金のひとつで、1件当たり平均90億円の研究資
金を5年間、自由に使わせる。緊急経済対策とはしないことなどを条件に民主党も
賛成に回った。 課題別では、ナノテク、環境、材料、情報通信など「出口を見据え
た研究開発」が25件を占め、基礎科学研究は5件だった。11人は東京大学教授
らで、東北大学、京都大、大阪大、慶応大から複数の研究者が選ばれた。富士通
や日立製作所、東レなど企業の研究者も4人入った。asahi.com(行方史郎)
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