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◇「一罰百戒」「甘え」指摘
覚せい剤や合成麻薬など薬物に絡む芸能人の検挙が相次いでいる。合成麻薬MDMAを所持していたとして、3日に俳優の押尾学容疑者
(31)が警視庁に麻薬取締法違反容疑で逮捕されたのに続き、7日には警視庁が、覚せい剤取締法違反容疑で女優、酒井法子(本名・
高相(たかそう)法子)容疑者(38)の逮捕状を取った。違法薬物は社会全体に広がるが、汚染を根絶できない芸能界の「甘え」を指摘する声
も上がっている。
芸能人の薬物汚染を巡っては、一昨年はアイドルグループ「光GENJI」の元メンバー、赤坂晃さんらが、昨年は俳優の加勢大周さんらが
覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された。今年4月には俳優の中村雅俊さんの長男でやはり俳優の中村俊太さんが大麻取締法違反容疑で
逮捕された。
(中略)
しかし、芸能リポーターの梨元勝さんは「それでも、芸能界は甘えているのでは」と指摘する。「薬物使用で逮捕された芸能人が簡単に復帰
する例が多く、一般社会では考えられないことだ。『自分たちは大丈夫。社会は許してくれる』という特権意識があるように見える」と強調。
「体質を改善するため、所属事務所が抜き打ちの一斉検査でも実施したらどうか」と語る。
カウンターカルチャーが隆盛を極めた1960年代の米国でヒッピーが大麻を愛用したように、芸術と薬物の「親和性」が指摘されたこともあった。
だが現代では、薬物を巡る芸能人の不祥事に対する社会の見方は格段に厳しくなっている。
ある芸能事務所のマネジャーは「インターネットや携帯電話の普及で、比べものにならないほど情報の伝達速度が速くなった。不祥事が起きた
場合、芸能人を管理する事務所は少しでも早く手を打たないとダメージを大きくしてしまう」と語る。
酒井容疑者が所属する芸能事務所・サンミュージックは一連の経過の中で、相沢正久社長が何度も記者会見を開いた。押尾容疑者が
所属していたエイベックス・マネジメントは、押尾容疑者の逮捕前にホームページで「契約違反行為があった」として契約解除を公表せざるを
えなかった。逮捕後は、すぐに「大変に遺憾」とコメントを出した。
(以下略)
ソース(毎日新聞) URLリンク(mainichi.jp)