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独特な低い声と憂いのある表情で存在感のある演技を見せた、俳優の大原麗子
さんが亡くなりました。62歳でした。
大原さんは東京都出身で、昭和39年にNHKのドラマで俳優としてデビューしま
した。その後、NHKの大河ドラマ「獅子の時代」や「春日局」などをはじめ、多くの
ドラマや映画で存在感のある演技を見せ、独特な低い声と憂いのある表情で、
世代を超えて人気を集めました。昭和52年に出演した洋酒のコマーシャルでの
「すこし愛して、ながーく愛して。」というセリフは、当時の流行語にもなりました。
大原さんは、10年ほど前に手足に力が入らなくなる難病の「ギラン・バレー症候群」
と診断され、芸能活動を一時中断して治療にあたっていました。しかし、最近は
誰とも連絡を取っておらず、心配した大原さんの弟から相談を受けた警視庁の
警察官が6日夜、自宅を調べたところ、大原さんが亡くなっているのを見つけたと
いうことです。警視庁によりますと、大原さんは病死とみられ、亡くなってから数日
以上たっているとみられるということです。
昭和50年代に大原さんが2度、マドンナ役をつとめた映画「男はつらいよ」の
山田洋次監督は「本当に魅力的なマドンナでした。キラキラ光るまなざしや、独特
の甘い声にはスタッフまでがうっとりとしたものです。しばらくスクリーンから遠ざ
かっていたので、お元気なのだろうか、と心配していた矢先なので、ただただ、
驚いています。とても悲しいです」というコメントを発表しました。
また、大原麗子さんと昭和55年に結婚し、4年間、夫婦として過ごした歌手の
森進一さんは「突然の訃報に接し、驚いています。去年、体調があまりよくないと
人づてに聞き、案じていました。互いに支え合って過ごした大原さんとの歳月は
若き日の思い出として今もこの胸に深く残っています。今はただ、心よりごめい
福をお祈りいたします」という談話を発表しました。NHKニュース
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