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民主党は6日、衆院選政権公約(マニフェスト)に掲げている、一部の税金を例外的に
増減税している租税特別措置見直しについて、継続年数、適用件数、政策効果の三つの
尺度から判断していく方針を固めた。
政権を獲得した場合、現行の減税措置約300項目などを調べ、2011年度税制改正で
少なくとも3割以上の廃止で1兆円超の財源を捻出(ねんしゅつ)したい考えだ。
一方、優遇策を失いかねない業界団体などは民主党の動きに神経をとがらせている。
財務省試算では、08年度の租税特別措置は減税分が約7・5兆円、増税分が約2・3兆円
で、差し引き約5・2兆円の減税となっている。民主党は「利益誘導的な措置が多い」と批判
しており、〈1〉時限措置にもかかわらず長期間継続〈2〉適用件数が少ない〈3〉政策的効果
が乏しい―の3原則に基づき、是非を判断する。
例えば、住宅ローン減税(8240億円)は「最高控除額が大きすぎる」、企業の研究開発を
後押しする試験研究費の特別控除(6510億円)も「どの程度の効果があるのか不明」など
と指摘している。民主党は、減税適用者に明細報告を義務づける「租税特別措置透明化
法案」を遅くとも10年の通常国会で成立させ、実態調査を急ぐ方針だ。11年度から廃止
する方針を示している所得税の扶養控除、配偶者控除分と合わせ、2・7兆円分の財源を
確保したい考えだ。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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