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中国の新疆ウイグル自治区で起きた大規模な暴動は、5日で発生から1か月、
市民生活も平穏を取り戻したように見えますが、現地では依然として警察の厳重な
警戒が続き、ものものしい雰囲気に包まれています。
新疆ウイグル自治区の中心都市、ウルムチで先月5日起きた大規模な暴動
では、中国政府によりますと、これまでに197人が死亡しました。暴動から1か月
がたった5日朝、ウルムチ市内の中心部では、ふだんどおり市民が通勤する様子
が見られ、商店や食堂も営業されており、平穏を保っています。しかし、ウイグル族
が多く住む地域では、武装した警察官が集中的に配置されて依然として厳しい
警備態勢が敷かれており、ひとりひとりの出入りをチェックするなど、ものものしい
雰囲気に包まれていました。また、暴動による建物の被害は、まだ、いたるところで
残っており、暴動の激しかった地域では、焼き打ちにあった商店などの修理が
進められていました。今回の暴動について、中国の国営メディアは、現地の治安が
回復していると盛んに報道しているほか、ウルムチ市の検察当局は4日、
「これまでに83人について、殺人や放火などの疑いで正式な逮捕手続きを
行った」と発表しました。中国当局としては、捜査が進んでいることを印象づける
ことで、暴動の再発への動きを抑え込もうというねらいもあるとみられます。
NHKニュース
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