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『武士ズム』小学館
・堀辺正史(ほりべ・せいし)
昭和16(1941)年、水戸生まれ。武道家。昭和51(1976)年、東京・東中野に骨法の道場を開き、
現在、創始師範。格闘技界のご意見番として知られ、アントニオ猪木、獣神サンダー・ライガー、
船木誠勝など名だたるプロレスラーが堀辺氏の道場の門を叩いた。著書に『命懸けの論理』
『骨法の完成』『格闘新書』『ザ・喧嘩学』『武道と他流試合』など。
P226
・私は4歳のときに、水戸で米軍の艦砲射撃と空襲に遭っているんですね。それが昭和20年の
何月何日だったのかは、定かではありません。もちろん、文献を調べればすぐにわかることなんですが、
調べる気にならないんですよ。
P233
・家に帰ると藤田東湖の「正氣之歌」を読んで、水戸学的な尊皇攘夷思想みたいなものを学んでいた
わけです。
なるほど、堀辺先生の思想の原点はこんなところにあり、また水戸人でもあるからなんだな。
『喧嘩芸骨法』二見書房
P46
・私の育った結城の家は、かつて料亭だった建物で、裏には池や置石を配した日本庭園があり、
あたりでもめだつほどの大きな構えだった。
そのため、何か特別なことに使う以外は、ふだん人が立ち入らない部屋がいくつかあった。
神棚のある八畳間は、そのひとつである。
P238
・「おい、てめえのおふくろさんを預かっている。すぐ、こっちに来い!」
対立中のヤクザからだった。母親を結城の家に監禁しているという。私はその足で実家に
飛んで帰った。
…その水戸学に傾倒するうちに水戸出身にしちゃった、ってことはないよね?ないよね?戦災に遭った日は
はっきりさせちゃうと色々都合が悪かったり細かく聞かれたりして困るから曖昧なままにしておく、なんてことはないよね?