10/02/13 20:52:39 RgHICkl/0
>>218
この流体の流れが速くなると圧力が低くなるってのを簡単に実験することができる。
蛇口から水を流して、スプーンの裏面を近づけるとスプーンが引き寄せられるはず。
空気の流れが速くなるところに気圧が低い部分ができる。
そんでもって、たとえばウィングの裏面に気圧が低い部分ができると、
空気というのは気圧が高い方から低い方へ移動しようとする傾向があり、
そのため下向きの力が働く。
何でウィングの表と裏で、空気の流れの差ができるかというと、
ウィングの断面図を見ると、ウィングの面に沿って流れる空気は
表よりも裏の方が長い距離を移動しているのが分かるかと思う。
上を流れる空気と下を流れる空気というのは、ウィングの面を通過するのは上も下も同じ時間。
で、裏面に沿って流れる空気の移動距離が長ければ当然速度は速くなければならない・・・
結果、表と裏でベルヌーイの定理の通り裏の方が気圧が低くなり、ダウンフォースが発生する。
グランドエフェクトの場合はまたちょっと違うんだけど、基本はボディ下面の気圧を
低くすることによって、ウィングで得られるよりもっと大きいダウンフォースを発生させている。