09/07/30 13:10:55 0oUa++wS0
眉毛『どうだ? ほっとしたかい?
腹に響くエンジンの音、薄汚れたオイルの臭い、棺桶よりも狭いコックピット。
お前の心の渇きを癒してくれるのはそこだけさ』
顎「違う」
弱禿(フヘヘ、違う事はねぇだろ?
シャバに出てはっきり分かった筈だぜ。
その手をレースに染めた奴ぁどう足掻いたってまともな人間には戻れねぇのよ。
俺達はレーサー。どう理由を付けたってこれに変わりはねぇ。
地獄に堕ちた野郎は地獄の中に生き甲斐を求めるしかねぇのよ。
そしてどんどんシャバから遠ざかってくのさ)
顎「違う!」
弱禿(違わねぇよ!!
おめぇも俺とおんなじなんだよ。
だから言ったろう、お互い気が合いそうだって)
顎「違う! 違うんだ!!
俺には分かったんだ。俺の拘りの元凶がF1だって事が。
だから俺は戻るのさ。この拘りを消す為に」