10/04/10 21:18:02 ji/7A/SYi
【巨人11―3中日】役割を見事に果たした。巨人の山口が八回2死まで3失点で堂々の先発初白星。
「中継ぎでの勝ちより、ずっとうれしい。ホッとした」と心からの笑みが浮かんだ。
中継ぎの時は全力投球が代名詞。先発転向後は投球スタイルを模索し、悩む日々が続いた。
「先発仕様に変えなきゃとか、ペース配分して長い回を投げなければいけないとか…」。
たどり着いた答えは「中継ぎの時のように投げる」だった。
立ち上がりはその意識が力みにつながり、制球を乱した。「三、四回にはばてた」という。
それでも女房役の阿部がもり立てた。中盤以降は落差のあるチェンジアップを軸にしてアウトを重ね、打線の援護を呼んだ。
特別なマウンドだった。クルーンを欠いて火の車の救援陣を立て直すため一時的に中継ぎへ配置転換となることを、
前日に首脳陣から告げられていたからだ。先発としてはこの日が一区切りとなる登板だった。
そしてつかんだ1勝。山口は「先発は悪い時でも修正しながら投げられる。
楽しかったので、機会があればまたやってみたい」と言えるまでになっていた。左腕の挑戦は一つの好結果を残し、第1章を終えた。
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