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楽天、久米島キャンプを打ち上げ
楽天は21日、3週間にわたる沖縄・久米島での1軍キャンプを打ち上げた。
マーティー・ブラウン監督(47)は「対話」「自主性」「練習効率」を柱とし、
野村監督が率いた昨季までと、大きく異なるキャンプを展開。
就任初年度のキャンプを「97点」と高く評価した。チームはこの日夜、
沖縄本島に移動。23日から実戦15試合を行い、3月20日のシーズン開幕に備える。
エース岩隈の一本締めで、楽天の10年キャンプは無事、終了した。
拍手で輪が解けると、ブラウン監督は選手に歩み寄り、1人1人と握手した。
指揮官は「木谷、中村真を除いて、ケガなく沖縄本島に向かうことができる。
97点のキャンプだ」と満足げに自己採点した。
「ブラウン色」を前面に打ち出した3週間だった。4年間、指揮を執った
野村前監督の後任。米ミズーリ州出身の素朴な外国人監督は、自然体で
チームに溶け込み、時間を重ねながら方向性を示していった。
(1)コミュニケーションの重視 電動2輪車「セグウェイ」を駆使し、
敷地内を回り選手と会話した。ノッカー、打撃投手も自ら務めた。
どっかり腰を据えた前監督と正反対。「みんなと知り合うことが最も大切だった」
と振り返った。
(2)自主性の尊重 キャンプ第3クールから、指名練習のメニュー欄が空欄になった。
「個々が、足りない部分をコーチに申し出て補う。それがプロとしてあるべき姿だ」。
選手を認めた上で、自立した「大人の集団」への変ぼうを求めた。
(3)練習効率の見直し 1試合分のアウト数を、ノーミスで取るまで
繰り返されるチーム練習「27アウト」を導入した。強い打球を処理する
ゲーム形式のノックも通常メニューに入れた。「試合同様のスピードと
緊張感を持ち込みたかった」と合理化を説明した。
沖縄本島には選手40人が渡った。実戦の中で競争し、戦術を浸透させる。
開幕まで仕上げの1カ月が始まる。
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