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常勝軍団へファーム強化 楽天・楠城編成部長に聞く
東北楽天は今季、球団創設から6年目を迎えた。球界再編に伴う寄せ集め集団は初年度に97敗を喫したが、徐々に戦力を整え、昨季は2位と躍進。
今後は常にAクラスに入ることが目標だ。亡くなった三村敏之氏の後を受けて編成部長に就いた楠城徹氏に、戦力の現状や常勝チームとなるためのポイントをキャンプ中の沖縄・久米島で聞いた。(聞き手は村上朋弘、関俊哉)
―現有戦力をどう見る。
「先発投手に関してはAクラス、あるいは優勝争いができるレベルになってきた。野手は平均年齢が上がっている(山崎武司41歳、中村紀洋36歳、草野大輔33歳、渡辺直人29歳、鉄平27歳)。
過去5年は戦力を整えるために、まず経験のある選手を集める必要があった。その選手が、一定の年齢に達した」
―今後の課題は。
「若い選手を育て、5~10年のスパンで、常勝を目指し戦えるチームをつくることだ。それが私の仕事だと思っている」
「チームリーダーの育成も重要課題。その点で、ドラフト会議で内野手の西田哲朗(大阪・関大一高)を獲得できたことは大きい。投手は田中将大というリーダーになれる素材がおり、心強い」
―常勝チームをどうつくり上げる?
「過去5年は目の前のことで精いっぱいだったが、今後は3~5年後のチームをファームでつくり上げ、現有戦力との交代時期を見極めていく。ファームのレベルアップが一番の課題になる」
―自らも編成にかかわり、常勝チームに仕立てた西武の例で言うと。
「守りの要のショートなら、石毛宏典から松井稼頭央、現在の中島裕之と、スーパースターを絶えず補充、補強、育成できたということ。誰の後に誰が入るのか、外国人に頼らず、穴が空かないよう先を見据えてきた」
―ドラフト戦略は変わるか。
「練習に耐えうる体の強さと、これだけは素晴らしいという特徴のある選手を獲得したい。これが基本。これまでは年齢やけがのリスクがある選手でも、即戦力として目をつぶって獲得してきた経緯がある。今後は基本通り、王道を行く」
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