10/01/15 00:52:49 OCkWvejvP
デイリー広島特報バン!!
─山本翔 家族に誓う1軍初昇格─
守るべき人ができた。山本翔の今季にかける決意は半端ではない。
8年間、積み重ねた経験をプレーで示す。
「僕は今、下がないぐらい最悪の状況だけど結婚してくれた。ユニホームを着られることに感謝して、
『結婚してよかった』と思ってもらえるように、1軍に上がりたい」と口元を引き締め、意気込みを示した。
三南子夫人との出会いは08年。結婚するまでの交際2年は支え続けてもらった。
由宇球場まで応援に駆けつけてくれたこともあった。苦しい時は笑顔で癒してくれた。
夫婦となった今では、食事面など野球に集中できる環境を作ってくれている。感謝の思いは尽きない。
意気込みは行動にも表れた。これまでのオフはウエートなどで体を大きくするメニューが中心だったが、
今オフは初めて減量に取り組んでいる。スタート時91㌔だった体重は現在87㌔。
ただやせているのではない。ランニングを中心としたメニューで、体にキレを出そうとしている。
課題の打撃を改善することが狙いだ。「飛距離では勝てない。ミートなら生き残れる可能性があると思う。
確実性を上げるためにキレを出そうと思った」。効果はすでに実感している。
7日、大野練習場でマシン相手に約200球の初打ちを行った。
「思ったより振れた」と、これまでにない感触をつかんだ。
チームは野村監督を迎えて、新体制となった。出遅れないためにも春季キャンプでは初日からアピールを狙う。
「もう自分一人じゃない。子どもも生まれたし、今までにない責任を感じている」。
山本翔は背水の決意でプロ9年目に臨む。
─記者のポケットメモ 愛娘に癒される日々─
山本翔にとって今、最高のリラックスは昨年10月7日に生まれた長女・美緒ちゃんの世話をすることだ。
家では風呂に入れ、おむつを交換するなどパパとして活躍しているという。
「本当にかわいい。笑顔がたまらない」。
野球については真剣な表情で話したが、生後3カ月の愛娘の話題になると目尻を下げていた。
美緒ちゃんにプロ野球選手としての姿を見せたい思いがある。
長くプレーするきっかけをつかむためにも、今年にかける思いは強い。