10/01/14 17:26:07 N9UavMtd0
絶好の見本がある。96年ドラフト2位で入団し、
広島のエースとなって米大リーグ・ドジャースに移籍した黒田だ。
同オーナーは「(ドラフト当時)黒田の評価はそれほど高くはなかったが、
抜群のスケール感があった。球威もあった」と振り返る。
たとえ1年目は即戦力となれなくても、
数年後に主力選手に成長してくれればいい、との期待だ。
この日チェックした選手の中にも、スケールの大きさを感じさせる選手が
いた。昨年11月の対プロ選抜戦で活躍した早大の守護神大石のほか、
MAX156キロの速球を誇る中大の沢村拓一投手(3年)、
佛教大の150キロ左腕大野雄大投手(3年)らだ。
苑田スカウト部長も「大野は(独特な投球フォームだが)
3年間故障したことがないというし、大石もいいものを持っていると思う」
と高く評価している。
特に関東の大学に好選手が多く在籍するため、
スカウト陣の担当地区も含めて柔軟に対応する。苑田スカウト部長は
「(今オフからスカウトになった)尾形には、関東に来たら1週間くらいは
いてもらって各大学リーグを見てもらうこともある」と、
きめ細やかなフォローで逸材を追跡するつもりだ。
昨秋ドラフトで今村や堂林ら高校生の好素材を獲得できたことで、
今年は思い切ったドラフト戦略を展開できる余裕もある。
人材豊富な大学生を中心に、黒田のような未来のカープを担う逸材を
発掘する。