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【奪回 あの一打、この一球】亀井義行外野手
2009.12.23 11:16
5番打者として巨人を7年ぶりの日本一に導いた亀井義行外野手(27)。
勝負強さを見せつけレギュラーに定着するきっかけとなったのは、
4月25日の中日戦(東京ドーム)で岩瀬から放った1号代打逆転サヨナラ3ランだった。
「あの一発で人生が変わりました。代打だったし、あのサヨナラ本塁打がなかったら、おれはどうなっていたんだろう」
4月25日の中日戦の2点を追う九回無死一、二塁。亀井は代打として打席に向かった。
中日の守護神・岩瀬の初球を振り抜くと、G党の歓声とともに打球はバックスクリーン右で弾んだ。
「決めてやろうと思っていました。鳥肌が立ちましたね。
打てなくても、気持ちを強く持って我慢することが大事だとワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で学んでいましたから」
今春のWBCでは、わずか3試合しか出場機会がなかった。
それでもイチロー(マリナーズ)の練習パートナーを務めるなど、結果が思うように出ない時の気持ちの持ち方を学んでいたという。
「マツ(松本)のバットも効果がありました。かなり打っているときだったので、力を借りました。自分のバットより振りやすかった」
逆転サヨナラ3ランを生んだバットは、実は松本のもの。
昨季2軍でくすぶっていた亀井は、この日と同じく松本からバットを借りて本塁打と三塁打を放ち、1軍昇格に結びつけた。
今季の右翼は谷との併用が続いていたが、この一発を機に徐々にスタメン出場が増え、
6月16日の西武戦(宇都宮)から5番に定着。チームの7年ぶりの日本一に大きく貢献した。
「あれから始まったようなものだった。初めて打った逆転サヨナラ本塁打があったから、今の僕がいるんだと思います」
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